こんにちは、『クマヒロ』です。
今日は近頃狂犬化が止まらない自閉ちゃんについて書きたいと思います。
様子が変だよ自閉ちゃん
先日から色々と自閉ちゃんの困ったちゃんな様子をブログに書いてきましたが、とうとう私やリャマミといった身内からだけでなく、療育センターの先生や訓練会のボランティアさん、預け型の民間療育施設の職員さんからも
『あれ?なんか自閉ちゃんちょっと様子が変じゃない??』
という声があがり始めました…。
いやぁ、バレましたか…そうなんです、自閉ちゃん今ヤバいんですよ本当に( ノД`)
具体的に何が問題かというと
- とにかく物を投げまくる
- とにかく絵本を破りまくる
- とにかく待てずにぐずりまくる
- とにかく自分の思い通りにならないと威嚇しだす
- とにかくうるさい
- なんかご飯の食いが悪い
- トイトレの様子が面白い
こんな感じです。
ヤバいです、狂犬です。
唸り声あげて威嚇しますし、吠えますし、なにより顔も柴犬っぽいですし。
個人的には『トイトレの様子の面白さ』について語りたいんですが、思いっきりお笑い系のエピソードになってしまうので、書きたい気持ちをグッとこらえて、今日はこれまで『変だけど無害ちゃん』だった自閉ちゃんが『変だし迷惑ちゃん』にランクアップした様子を中心に語りましょう!!
無害ちゃんから迷惑ちゃんに
意外かもしれませんが、ブログでは散々スーパースターっぷりを見せつけている自閉ちゃんも、療育センターや訓練会では
『自閉ちゃん=無害』
というにわかには信じられない図式が成り立っていたそうです…マジかΣ(・□・;)
ブログを見てくれている方的には(というか、私的にも)
『自閉ちゃんって、暴れてるイメージしかなかった』
『むしろ暴君として恐怖の対象なんだと思ってた』
『まんまジャイアンだと思ってた』
という印象があるかもしれませんし、事実な気もしますが、自閉ちゃんの特性として
- 他害はしない(叩くのはリャマミだけ)
- 他の子に攻撃されても『何やってんのコイツ…ヤバい人だわ、とりあえず逃げよ』とすぐ逃亡して、あまり反撃しない
- 突然叫びだすけど、歓喜の声メインなので怖くはない
- 基本他の子に絡まない
- 他の子に絡まれても超スルー
こんな感じなので、遊んだり相手をするのは大変ではあっても、他の子にちょっかいをかけないので『一人でうるさい自閉ちゃん』といった印象なんでしょう…多分。
まぁ『他の友達が遊んでいる所に真顔で割って入る』『他の子が遊んでいるおもちゃを真顔で使いだす』といった迷惑行為もやりますが、これは子どもあるあるですしね…真顔で自分のやりたいことだけやるところは若干自閉症児あるあるですが。
そんなこんなで色々な場所でうるさくも平和な日々を過ごしてきた自閉ちゃん…しかし、そんな平穏は突如破られました。
自閉ちゃんの手によって((+_+))
投げるよ、破るよ、自閉ちゃん
自閉ちゃんを迷惑ちゃんに変貌させた原因
…それは『物を投げる』『絵本を破る』この2大残念ブームです。
物を投げる
これはホント危ないんですよね(´;ω;`)
この前まで『体の構造的に生まれつき物を投げられないんじゃないかな?』とクマヒロに思われていた自閉ちゃん。
上から投げる動作が出来ず、基本下から滑らせたり、転がしたりが限度だったんですが、つい最近ある事がきっかけに上手投げに覚醒。
『甲子園でも目指してるのかな?』
と思うくらい、ブンブン腕を振り回しながらジグソーパズルのピースから型ハメのブロック、ボール、ぬいぐるみまでありとあらゆる物を投げるように。
まだ他の子に直撃したことこそありませんが、先日プラスチックの車がリャマミの足に直撃!!その場で悶絶するという事件があり、いつ対象がリャマミからお友達に変わるか分からない状態です。
ちなみに直撃を喰らったリャマミは
『この野郎、ボコボコにしてやる…』
と明確な敵意に目覚めたそうですが、愛(と世間体)により、その場での反撃はグッとこらえたそうです…偉いぞリャマミ|ω・)
…まぁ覚醒の原因は少し前のブログ『自閉症児の遊び方~1人遊びとお友達と~』に書いてあるので、興味のある方はご覧ください…まさか親子のコミュニケーションを取るためのボール遊び強化月間が、自閉ちゃんの黄金の右腕を覚醒させることになるなんて( ノД`)
絵本を破る
これもホント危ないんです…世間体的に(´;ω;`)
というか、絵本を破る癖が出てきたせいで、職員さんやボランティアさんが自閉ちゃんから目を離せなくなったんですよね。
自閉ちゃんが絵本を破るのはまさに電光石火の早業なので、それを防ぐためには自閉ちゃんの真横か背後にスタンバって、少しでも不穏な動きをしたら取り押さえるという
『人質をとった犯罪者を取り押さえる映画のワンシーンかな?』
と思うような謎のアクション要素があり、基本若い子がつきっきりにならないと阻止が不可能なんです。
これでは、自閉ちゃんが要注意人物扱いを受けるのもやむを得ないですね(*_*)
ますます自閉ちゃんから目が離せなくなって、リャマミの鬱が加速しそうです…生きろリャマミ( ノД`)
自閉ちゃんQ&A
そんな自閉ちゃんの現状を的確に表すやりとりがこちら。
(預かり型の民間療育施設から電話)
リャマミ『もしもし、自閉ちゃんの飼い主ことリャマミです』
職員さん『お伺いしたいんですが、自閉ちゃん体調悪いですか?お昼なにも食べなくて…』
リャマミ『ああ、家でもそんな感じなので、気にしないでください』
職員さん『なにか、他のお弁当にするとかしたほうがいいかもしれないですね』
職員さん『あと、絵本破る癖がスゴイんですけど、家でも同じ感じですか?』
リャマミ『ああ、家でもそんな感じなので、気にしないでください』
職員さん『破れとか、ほつれが気になるみたいです…大変ですね』
職員さん『それに、この頃スゴイ物を投げて困ってるんですが、これも家でやってますか?』
リャマミ『ああ、家でもそんな感じなので、気にしないでください』
職員さん『大人が反応するのが面白いみたいですね…対応を考えてみます』
こんな感じです。
明らかに狂犬化した自閉ちゃんを持て余しています。
『ちょっとお宅の自閉ちゃんヤバいんですけど、どうにかなりませんかね?』
感が満載です。
しかし、プロでもどうにもならないことが我が家で解決できるはずもなく、途方に暮れるしかないですね…
と思っていたら『投げる』に関しては有用なアドバイスを貰うことが出来ました。
投げるのは自閉ちゃん的コミュニケーション
療育センターの先生や預かり型民間施設のベテラン職員さんの見立てでは
- モノを投げる
- 親が怒る
- 自閉ちゃん的にコミュニケーションが取れたと判断
- コミュニケーションの手段としてまた投げる
- 親が怒る
- 自閉ちゃん的コミュニケーションが成功し歓喜
- 以下、無限ループ
自閉ちゃん的にこの図式が成立しているとのこと。
…自閉ちゃんのコミュニケーションが雑すぎる件について。
でも、これは正解っぽいですね。
親が怒るたびに爆笑する自閉ちゃんですが
『今日もちゃんと親に構ってやったぜ!ほら、こいつらも顔真っ赤にして喜んでるだろ?』
と思ってたとしたら納得です…少し腹は立ちますが(^^)
コミュニケーションが成功したから笑顔…そういう事に興味が出たり、理解したりできてるのは成長したからなんでしょうね…ちょっと偉いぞ自閉ちゃん!!
…しかし、私が怒ると自閉ちゃん泣くんですが
『なんか、コイツよく分からないテンションで絡んでくるヤバいやつなんですけど!!』
と思われてたんでしょうね…とても腹が立ちますね(^^)
投げることへの対応策
そして、そんな自閉ちゃんへの対応策は
『反応しない』
これだけでイイらしいです。
反応すると自閉ちゃんが間違ったコミュニケーション方法だと気づけないので、反応しない事でこれは正しい方法でないことを理解してもらう…なるほど、分かりやすくて実践もしやすいので助かります。
『外では世間体的なものもあるので注意していいですよ』とのことらしいので、家の中だけでも実践して『投げる』ことだけでも辞めさせたいと思います!!
まとめ
- 近頃自閉ちゃんの行動が狂犬化
- 投げる、破るに皆困惑
- 無害ちゃんから迷惑ちゃんに
- リャマミの気疲れがMAX
- 反応しないことで投げるは対応できそう
- 破るその他は時が解決することを願う
こんな感じですね。
とにかく『投げる』だけでもなくなると、だいぶ楽になるので、スルー法で頑張ってみます!!!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また次のブログ『自閉症のカミングアウトはするべきか?~自閉症児の子育てを誰に、どこまで伝えるか~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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