特徴・その他

自閉症児とジグソーパズル~摩訶不思議な自閉ちゃんの世界~

こんにちは、『クマヒロ』です。

今日は自閉ちゃんが大好き&大得意なジグソーパズルについて書きたいと思います。

少し特徴的な解き方をしていたりするので、見てあげてください。

何故ジグソーパズルなのか?

何歳から遊び始めたか

自閉ちゃんがジグソーパズルと出会ったのは3歳頃だったと思います、多分(曖昧)。

というか、写真とか記憶とかを辿ってまだ自閉ちゃんがジグソーパズルにハマってから1年しか経ってないことに驚きました!

本当は自閉ちゃんが小さなころからずっと好きだった…的な紹介をしようとしてたんですが、人間の記憶って適当ですね((+_+))

型はめと動物カード

気を取り直して、何故ジグソーパズルを選んだかを書きます。

自閉ちゃんは2歳半位から地域の訓練会に入り、その少しあとに療育センターという公的な療育施設に通うことになったんですが、そこでやるお遊びの中では型はめが大好きでした

こんなやつですね。

なので、家の中で出来るように型はめを買って、自閉ちゃんはしばらくそれで遊んでいたわけです。

自閉ちゃんは自閉症児あるあるなのか、不器用ではあるもののキチっと型どおりにやる作業は結構得意で、それこそ上のような型はめは難しめの物を買ってもすぐクリアしちゃうんですね。

そんな折、リャマミから聞いたのが

『自閉ちゃんは動物カードが出来ない』

ということでした。

動物カードはこんなやつです。(自閉ちゃん友情出演)

商品名的にはジグソーパズルとは書いてあるんですが、枠がないタイプで、我々は動物カードと呼んでいます。

療育センターや訓練会で何度挑戦しても自閉ちゃんはこれが出来ない、とリャマミは言うのです。

『いや、そんなわけないでしょ。もっと難しい型はめ出来るし、慣れてないだけでしょ??』

ということで買ったのがこの動物カードです。

そして、買ったその日から自閉ちゃんにこれを与えてやるように仕向けたのですが、とにかく出来ない!!

一番簡単なものは3ピースなんですが、自閉ちゃんに

『猫さんの絵を作るだけだよ~』

と説明しても全く興味がない様子で、何セットかのパズルを出して、犬と猫を組み合わせてみたり、鳥と象を組み合わせてみたり…リビングがキメラ製作所のような悲惨な状況となってしまったのです。

幾日か試行錯誤をし、リャマミと私はひとつの仮説を立てました。

『自閉ちゃんって枠とか型がないと、やる気が出ないんじゃないかな?』

この仮説は半分正解で、半分不正解だったことは後から分かるのですが、この時点では枠・型が重要だと結論付けた私たちは、自閉ちゃんにジグソーパズルを買ってみたのです。

ジグソーパズルとの出会い

ジグソーパズルコレクション

ということで、早速ジグソーパズルを買ってみた我々。

これは今のコレクションです。

とりあえず、近場にあるやつをかき集めてみましたが、自閉ちゃんが隠しているだけで後何枚かあります。

こういった子供用のジグソーパズルのシリーズがヨドバシカメラのおもちゃコーナーや本屋さんの絵本コーナーに置いてあるんですね。

自閉ちゃんには最初このシリーズで一番簡単な3歳用を買っていましたが、今は最難関の5歳用のものを買っています。

一番最初に買った(というか貰った)のはガラピコプーの付録パズルなんですが、それは破壊されてしまってないので、今あるものはこのシリーズだけですね。

絵柄としては他にもディズニーやピクサーもあるのですが、自閉ちゃんはアニメを見ないので結構無骨なラインナップになってます。

初めてのジグソーパズル

動物カードが大の苦手な自閉ちゃん。

『果たしてジグソーパズルは出来るのか!?そもそも本当に遊ぶのか??』

自閉ちゃんは好き嫌いが激しいので、当然見向きもしない事も多々あるのですが果たして…

遊んだ!!

そして出来てる!!

まぁ、タイトル時点でネタバレですが、自閉ちゃんは私とリャマミの予想通り『はめるべき枠があるのからはめてみる』という自閉ちゃんの特性を活かした作戦は見事的中し、作業感覚でジグソーパズルを触り始め、次第に夢中になって遊ぶようになりました。

3歳用を買って3日後にはクリアし、それでもひたすら繰り返しジグソーを続ける自閉ちゃん。

私もリャマミも

『ジグソーパズルは頭にも手先にも良いはず!!』

とどんどん買い与え、4歳用、5歳用とレベルも上がっていきました。

それでもあっという間にパズルを覚え、はめていく自閉ちゃん。

我々もその光景に

『自閉ちゃんにも特技があってよかった』

と胸を撫でおろしたのですが、ある日異変に気付いたのです

『ん?自閉ちゃん絵柄見てなくないか??』

そうなんです。

本来なら端を一通り埋めてから『絵柄』を頼りにはめていくのがジグソーパズルの遊び方かと思いますが、自閉ちゃんは明らかに入れる順番がおかしいんです。

端を埋めたと思ったら、ど真ん中に置いたり、とにかく連続性がなく絵柄を意識しているとは思えない。

『気のせいかな?でもおかしいような…』

そんな時に自閉ちゃんは思い切った作戦に出ました。

『絵柄』じゃなくて『形』ではめる

自閉ちゃんは裏返す

自閉ちゃんの作戦…というか遊び方はコレです。

『あれ?なんか裏返ってない??』

困惑する私、表に戻すリャマミ、それを丁寧に裏返す自閉ちゃん…

新しい賽の河原ローテーションが出来上がった瞬間です。

結論から言うと、自閉ちゃんは絵柄を見ていないんですね。

 

だから絵カードが出来なかったんですね。

絵カードは『絵』をあわせるものですが、自閉ちゃんが見ているのは『形』

絵を認識…というか一切絵柄として目に入ってこない自閉ちゃんにルールを説明しても、自閉ちゃん的には

『こいつら変な遊び方推してくるなぁ…メンドクサイからほっとこ』

程度にしか思われていたのでしょう(´;ω;`)

 

自閉ちゃん的にはより純粋に『形合わせとしてのジグソーパズル』を楽しむために裏返しているんでしょうね。

ちなみに自閉ちゃん的遊び方だと滅茶苦茶難しいものとして

このシリーズがあります。

絵柄や言葉の意味に照らし合わせればとても簡単なんですが、形の違いが非常に少なく、全部裏返してから1枚1枚形を頼りに当てはめていく姿は最早職人と言っても過言ではありません。

まぁ、これが自閉ちゃんの遊び方ですし、とても楽しんでるので結果オーライですね?(たまに上手くハマらないと超キレますが…)

次なる挑戦~ホワイトパズル~

現在、自閉ちゃんはお気に入りのシリーズを完全制覇していて、これ以上の難易度のものがありません。

かといって自閉ちゃんは不器用なので、大人用の細かなピースでやるのはさすがに難かしそうです。

…何か面白いものはないかな?

と思っていたところリャマミが見つけてきたのがコレです。


ホワイトパズルというもので、一般的には絵柄がない分、難易度が段違いに高いらしいのですが、絵柄を見ず形だけをみる自閉ちゃんなら行けるのではないかと思っています。

もし出来なかったら、実を言うとちゃんと絵柄をヒントにしてたということで、それはそれで嬉しいですしね(^^)

まとめ

今日もとりとめのない話になってしまいましたが

ジグソーパズルと自閉ちゃん
  • 自閉ちゃんはジグソーパズルが大好き
  • 5歳用のものも一人で解ける
  • 『絵柄』は見ず『形』だけでピースを判断
  • なので遊ぶときは全部裏返してから
  • 今度ホワイトパズルに挑戦する

こんなところですかね?

ホワイトパズルと自閉ちゃんはまた別の記事にしますので、楽しみにしててください!!

 

今日も最後までご覧いただきありがとうございます。

また次のブログ『自閉症児と多動の話』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~

 

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