こんにちは、『クマヒロ』です。
前回から前・中・後編の3回にわたって自閉ちゃんが去年11月に行ったディズニーランドの話を書いています。
一般的に人混みや待つことが苦手な自閉症児にとってテーマパーク、特に『ディズニーランド』は非常に高いハードルですが、ゴールデンウィークに行く方も多いと思うので、何かの参考になれば嬉しいです。
ランチタイム
プラズマ・レイズ・ダイナー
午前中の目的を達成した自閉ちゃん一行はランチタイムのためにカウンターサービスのレストラン『プラズマ・レイズ・ダイナー』に向かいました。
…今、思いっきりディズニーランドのHP見ながら書いてるんですが、こんな感じ名前の店だったんですね。ご一緒したお母さんにおんぶに抱っこだったので、知らなかった(*_*)
自閉ちゃんが興奮していていて対処が大変だったので写真はないのですが、宇宙をイメージした内装がオシャレだった記憶があります。
何故ここが選ばれたかというと
- 比較的すいている
- 結構おいしい
- ポテトがある
ということで、完全に対自閉ちゃん用のお店です…ご一緒させて頂いたご家族の優しさが身にしみます( ノД`)
たしか11時半位に入ったかと思うのですが、満席ではなくすぐに座ることが出来ました。
運がいいのもあるかもですが、エスコートが完璧なおかげですね。
私とリャマミだけだったら食べられる場所も探せず、自閉ちゃん号泣コースでした…ご一緒頂いたご家族には本当に感謝です!!
注文と偏食と
私は『ハンバーグライスボウル』、リャマミは『ベジタブルカレーライスボウル』を注文。
…ちなみにリャマミはかなりの偏食で『肉』『生魚』が食べられません。
本人曰く匂いがダメとのこと。
なので将来自閉ちゃんの偏食を治そうとする場合、
自閉ちゃん:『ママだって食べないじゃん!』(喋れると仮定)
リャマミ:『ママは大人だからいいの!』
という強引な技で乗り切る予定らしいです…うーーーん、乗り切れてるかな、これ(・´з`・)
いつか宿命の偏食バトル始まったらブログにしますので、乞うご期待!!
話が逸れてしまいましたが、セットでサラダかポテトを選べるので当然二人ともポテトを選択!
あとは自閉ちゃんが食べる系ポテトであることを祈ります。
ランチとポテトと白米と
注文したものを受け取り、既に椅子に座っている自閉ちゃんの元に向かいます。
座っているというか最早身を乗り出し、今にも机に乗っかりそうな勢いです…しかし、ココはお家ではありません。
はやる自閉ちゃんを何とかなだめすかしながら、ランチの準備をします。
もう外ではスタイを使わないので(家ではまだ現役です)、持参したお手拭き、水筒、スプーンとフォーク、そして白米とアンパンマンふりかけを用意するとランチタイムです。
今日は10時間を超える長期戦。
『何も食べられないなら食べられるものを持ち込めばイイじゃない』
というマリーアントワネット精神で、最低限半日乗り切れるだけの食事量を確保します。
自閉ちゃんにはとりあえず私とリャマミのメニューから
- ハンバーグ
- カレー
- チーズ
- 玉子
を差し出しますが、いつも通り拒否権発動。
相変わらずトランプ大統領並の強硬姿勢です(*_*)
しかし、これは対自閉ちゃん用のテクニックで、先に幾つか拒否させておけば、次に出す本命を食べる可能性が高くなる!!という迷信を信じての行動です…まぁ気休めなんですが。
ということで、そっとポテトを渡してみます。
…自閉ちゃんがあまり得意でない芋感溢れる太めのポテトですが…食べました!!!
『なんか変な形してるけど、これ結構いけるんじゃない?』
といった感じで真顔で食べていきます。
これはラッキーという事で、自閉ちゃんが勝手に食べているうちに私とリャマミも急いで食事を済ませます。
テーマパークの食事なのでボッタくり価格&低クオリティーかと思っていたんですが、ディズニーの食事って美味しいんですね。
味もおいしく、ビジュアルも可愛く、量的にも十分で満足なランチでした(^^)
自閉ちゃんもポテトを食べつくし、白米タイムに移っても食べ続け、持ち込んだ物を含め完食です!!
ちなみにご一緒したお子さんは非常に賢く、偏食もあまりないということで、親御さんのモノを色々とつまんでいました。
こういうのって小さい子がいる家族の食事の一つの理想形ですよね…ウチもいつか出来るとイイなぁ((+_+))
ウエスタンリバー鉄道
無事食事を終えた自閉ちゃん一行。
時刻は13時過ぎ位だったと思います。
次なる目標はウエスタンリバー鉄道です。
アメリカの西部開拓時代をイメージして作られたアトラクションで、蒸気機関車に乗って周遊します。
身長制限もないので小さいお子さん連れでも安心ですね。
それに子どもは皆鉄オタですし、自閉ちゃんも電車は大好きなのできっと大丈夫なはずです!
ここは空いていたこともあって、ゲストアシスタンスカードなしで並びます。
並ぶとは言っても、絶えず列が移動しているので自閉ちゃんもそこまでストレスに感じないようです。
あっという間に自閉ちゃん一行の順番に。20分くらいで乗り込むことが出来ました。
いかにも子供が好きそうな蒸気機関車のデザインに、自閉ちゃんも大興奮の様子。
特に時折噴き出す蒸気と鼓膜をつんざくけたたましい汽笛の音が、子供心をくすぐるようですね。
自閉ちゃんは時折奇声をあげながらも、しっかりとリャマミのお膝の上に陣取り、前のバーをしっかりと掴んでいます。
こういう所は賢いですね(親バカ)
ウエスタンリバー鉄道は本当に楽しかったようで、乗っている間絶えず視線を色んなところに動かしながら、たまに歓喜の声をあげていました。
約10分間の鉄道旅を終え、次の場所に行こうとしたところ、
『おい、もう一度並ぶぞ』
と無言で力一杯リャマミの手を引っ張る自閉ちゃん。
よほど楽しかったのか、もう一度乗り込むつもりです…しかも今降りた場所から((+_+))
私とリャマミだけなら良かったんですが、他の家族やボランティアさんがいるのに一日中これに乗っているわけにも行きません。
ましてや興奮状態にある自閉ちゃんからは、順番という人間界の基本ルールが抜け落ちています!!
これはまずい!!と思い、急いで私が抱っこを代わると
『じゃあ、次はお船乗ろうね~楽しいよ~』
と暗示をかけながら、逃げるようにその場を後にしました。
ジャングルクルーズ
ここまでの自閉ちゃんの様子を分析すると
- 観る系はダメっぽい
- 乗る系は大好き
という傾向が見られます。
ご一緒しているお子さんも乗り物が大好きなので、共通点があってよかったです。
ということで、鉄道の次は船旅ということで、リャマミ3大目標の一つ
- プーさんのハニーハント【済】
- ジャングルクルーズ
- イッツ・ア・スモールワールド
ジャングルクルーズに向かいます。
ゲストアシスタンスカード再び
乗り場に向かうとジャングルクルーズは30分ほどの待ち。
近くにウエスタンリバー鉄道が走っている状態でそんなに並んでいると、自閉ちゃんが100%脱走するので、再びゲストアシスタンスカードを使います。
指定された時間は約30分後。
少し時間があるので、とりあえず身近なモニュメントとパチリ。
今回は自閉ちゃんがウエスタンリバー鉄道に再乗車出来なかったことを根に持っている様子でリャマミにしがみついているので、私がポーズを決めています。
ちなみにモザイクで分かりませんが、自閉ちゃんは完璧に魂の抜けきった『無の表情』を浮かべています。
ディズニーランドについて5時間近くが経過しています、そろそろおねむですかね??
自閉ちゃん人生初クルージング
何とか機嫌を取り持ちながら時間通りに集合場所へ。
着くとすぐに別の列から誘導してくれます。
改めてゲストアシスタンスカードの仕組みには感謝しかないですね(^^)
ジャングルクルーズの船はただのボートかと思っていたら、結構しっかりした作りの船でした。
30人くらいは乗れるでしょうか?
自閉ちゃん人生初の船を見て元気が出てきたのか、リャマミの腕をグイグイと引っ張り意気揚々と乗り込んでいきます。
船の中ではリャマミのお膝という指定席の上へ。
乗船時のハイテンションとは打って変わって、キャストのお姉さんのオーバーリアクションに一瞥もせず水の流れや、モニュメントをガン見していました。
…ということで、本来であれば今日のブログで最後まで書く予定だったのですがまだ少し書きたいことがあり、しかもそれが4000文字くらいになりそうなので、ここで切ります!
前・中・後編の3部作と言っていたのに、おまけが加わり誠に申し訳ございません(*_*)
次回こそはディズニーランドまとめを含めて完結させますので、なにとぞご容赦のほどよろしくお願いします!!
今日も最後までご覧いただきありがとうございます。
それでは、また次のブログ『3歳の自閉症児はディズニーランドを楽しめるのか?【まとめ】~自閉症児でも楽しめました!~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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