こんにちは、『クマヒロ』です。
今日は自閉ちゃんの絵本ライフについて紹介したいと思います。
普通の子どもと同じく自閉ちゃんも絵本は大好きなんですが、その扱いが少し変わっているというか…皆さんも自分や周りのお子さんを思い起こしながら読んでいただけると嬉しいです!
Contents
自閉ちゃんと絵本の出会い 生後半年~1歳位
自閉ちゃんと絵本との出会いは生後半年くらいの頃です。
はじめて買った絵本は『ぶんぶんきいろ』
定番中の定番ですね。赤ちゃんにおススメ!ということで、リャマミママが買ってくれました。
色鮮やかで、絵が可愛く、内容もシンプル。ページも分厚くどれだけ舐めても簡単にはふやけないので、赤ちゃん対策もばっちりです!
一部のページに穴が開いていて、赤ちゃんが指を入れたくなるスポットになっていたり、見るだけでなく触っても楽しめる絵本ですね。
リャマミに『へー、赤ちゃんの絵本って文字少ないんだね~』と当たり前すぎる間抜けな感想を言ったことをよく覚えています。
ちなみに写真がないのは、自閉ちゃんの攻撃に耐えきれず殉職したからです( ノД`)
当然この頃は私もリャマミも自閉ちゃんの成長に全く疑問を頂いていない頃で、『赤ちゃん=絵本が好き』というイメージから良く読み聞かせをしていました。
自閉ちゃんの反応は…うーん、正直なところあんまりよく覚えてないです((+_+))
まぁ、生後半年の頃の反応なんて千差万別すぎて
『興味がなかったら自閉症かも?』
『リアクションが薄いから発達障害?』
とか本格的に心配する親もあんまりいないでしょうしね。
ただその後の我が家の絵本購入ペースはあまり早くなかったので、凄く反応が良かったということはないと思います。
高速ペラペラ期 1歳~2歳
自閉ちゃんの絵本の扱いに『特徴』が出てきたのは1歳頃からです。
その頃よく読んでいたのは大ベストセラーの『いないいないばあ』
子どもの生活習慣も身に着くと評判の『ノンタン』シリーズ
他には『動物の名前とか覚えられるとイイね~』というありがちな会話から購入した『どうぶつ』シリーズなど。
他にも色々ありましたが、我が家の絵本は海外ドラマのニューヨーク市警より遥かに高い殉職率を誇っていますので、残っているのはこの辺ですね。
絵本を読まずにめくるだけ?
この頃になると私とリャマミの中で一つの疑問が生まれていました。
なんか自閉ちゃん高速でパラパラめくるだけで読んでなくない??
という疑問です。
自閉ちゃんはかなり絵本が好きな様子でしょっちゅうパラパラめくっていたので、最初のうちは『自閉ちゃん本好きなんだ!賢くなるかもだし、たくさん買ってあげよう!!』と意気込んでシリーズを揃えたりしていたのですが、自閉ちゃんは内容というより本をめくること自体を楽しんでいる様子。
それが明確に表れてるのが読み聞かせで、私やリャマミが1ページずつ文字を読み上げようとすると『ちょっとそういうのはいいから!』と次々ページをめくってしまい、一冊を読み終えるまでにかかる所要時間は数秒、長くて数十秒というありさまでした。
『子どもって面白い遊び方するなぁ』
と無理やり自分を納得させようとはするものの、ネットで『絵本 めくるだけ』と調べてみると『うちの子は絵本をめくるだけなんですが、これって自閉症なんでしょうか?』というようなブログがチラホラ。
徐々に『自閉ちゃんってひょっとして…』という感覚を覚え始めた頃ですね(*_*)
まぁ他に気になる症状が多すぎて、絵本に関してはそこまで気にしていなかったというのが現実ですが…。
絵本いらない期 2歳~3歳
絵本の読み方に特徴こそあるものの、絵本自体は大好きだった自閉ちゃん。
そんな自閉ちゃんがパッタリと絵本を読まなくなったのが2歳~3歳の時期です。
本当に急に読まなくなったんですよね…理由は当然不明です((+_+))
私やリャマミが絵本を持っていって『読んであげようか?』と目の前で開いても『しまえよ』と言わんばかりにパタンとページを閉じられ、絵本をグイっと押しつけられたことをよく覚えています。
ただ、昨日までやっていたことを次の日いきなりやらなくなるのは、自閉ちゃんあるあるなので、この時は『絵本より他に好きな事ができたんだね』程度にしか考えていませんでした。
時期的に型ハメや追視系オモチャブームだったので、単純に絵本を読む必要がないと自閉ちゃんが判断したのかもしれないですね。
この辺りの心境は、将来自閉ちゃんがもし喋れるようになったら是非インタビューしてみたいところですね。
絵本ブーム再燃 3歳~3歳半
約1年間全くと言っていいほど絵本を読まなかった自閉ちゃん。
そんな自閉ちゃんの中で絵本ブームが再燃するきっかけとなったのが、3歳頃から通い始めた民間療育でした。
そこの民間療育は子どもをビシビシしつけるというよりは、やりたいことを楽しくやらせる中で自主性を伸ばすスタイルで、初期の頃はなんでも拒否しがちだった自閉ちゃんの好きな事を探っていました。
リャマミは『絵本はあんまり好きじゃないみたいで~』と答えていたらしいんですが、1歳~2歳の頃よく読んでいた『だるまさんシリーズ』を先生が試しに読み聞かせをしたところ、リャマミが引くほど自閉ちゃんが大爆笑。
このシリーズですね。
リャマミの報告に『ホントにそんなウケルの?』と半信半疑の私が恐る恐る読み聞かせたところ…ウケます、大爆笑です!!!
それから毎日笑顔でだるまさんシリーズ3冊を持ってくる自閉ちゃん。
数か月間のブームが終わるまで、毎日何十回と読まされることとなりました…いや、絵本への興味が復活することは嬉しいんですけどね…限度というものが(*_*)
ちなみにシリーズの『だるまさんが』は自閉ちゃんの度重なる猛攻に耐えかね殉職しました…。この2冊も結構テープで補修されてます。
指さし&絵本破りブーム 3歳半~現在
だるまさんシリーズをきっかけに絵本ブームが再燃した自閉ちゃん。
日本昔話のような少し大きめの子が読む本にも興味を示しはじめ、本屋さんの絵本コーナーでも色々な本をめくるようになるなど、良い傾向が続いています。
ただ2つ気になる点が…
- 高速でめくりながら気になる人物や物を指さし、親に名前を呼ばせる
- 少しでもほつれや破れがあると、そこから一気に破る!!
指さし
①は指さし出来るようになったいう喜びはあるんですが、同時にいかにも自閉症児だなという感じの読み方ですよね。
最初は親の指を掴んで、クレーンで絵柄を指さしていたのでそれから見ればかなり成長はしているんですが、恐らく音の出る絵本の声を換わりを親にやらせているんだと思います。
自閉症児の特徴として『物事や他人を機能で見る』というのがあるらしいですが、まさにそれですね。普通の絵本は自分で押しても音が出ないので、親に押させて声で読ませようという発想ですね。
『お前読めるだろ?機械音声の代わりに読めよ』というジャイアニズム溢れる行動ですが、親とのコミュニケーションを楽しんでいる側面もある…かもしれないですし、物の名前に興味があるのは悪くないので喜んで付き合っています(^^)
ただ問題なのが『リャマミと私の間で物の名前が違う』ことですね。
例えばリャマミは全部詳しく言う派で『かぐや姫』『天皇』『天女』と物語通りの名称で攻めます。
一方私は分かりやすさ重視で『女の子』『男の人』『女の人』と置き換えて言っています。
自閉ちゃん的には『この竹の中にいるやつは「かぐや姫」なのか「女の子」なのかどっちなんだよ!?』と混乱しているかもしれないので、統一が必要ですね。
絵本破り
絵本破りはここ数ヶ月一気に出てきた悪癖で、我が家で今一番対処に困っているイタズラです((+_+))
自閉ちゃんは絵本のはじっこが少しでもめくれていたりすると、それが気になって仕方ない様子で、破ったり丁寧にはがしたりしちゃうんですよね…。
こんな感じです、結構器用ですよね…。
今はこのはがした薄皮を更に分解することにハマっているんですが、はがすタイプは時間がかかるので止められる分まだましです。
問題は破るタイプで、破る場合は切れ目を一気に引き裂く形で破るので止めるのが非常に困難です…せっかく絵本をまた読むようになったので、読むのを止めるわけにも行かないですしね。
- 破ったらキツく叱る
- 破らないよう見張る
という対処療法を取っていますが、療育センターの先生からは療育センターや訓練会で破った場合は『怒る+先生にリャマミと自閉ちゃんで謝りに行く』という普段やらないワンステップを挟むことで『本を破るのはダメな事らしい』と認識させる作戦を提案されています。
使えるシチュエーションが限定されますが、これで少し治まることを祈っています(*_*)
まとめ
- 半年から1歳までは普通の反応
- 1歳~2歳は読まずにめくるのがブーム
- 2歳~3歳はほとんど読まなかった
- 3歳から再ブーム&指さし
- 4歳中に絵本破りを治したい
今日のまとめはこんな感じです。
絵本については『うちの子の読み方なんか変かも?』というパターンも多いと思いますが、このブログが少しでも皆さんの参考になったら嬉しいです。
ということで、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また次のブログ『ピーマンを生で食べるよ自閉ちゃん~偏食が少し改善したお話~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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