こんにちは、クマヒロです。
今日は何かに集中していると周囲がまったく見えなくなる自閉ちゃんの日常について書いていきたいと思います。
是非ご覧ください!!
周りが見えない自閉症児
自閉ちゃんに限らず『自閉症児あるある』なエピソードとしてよくあげられるのが
集中すると周りが見えなくなる
というもの。
まぁ、これは自閉症児でない普通の子どもでもそういう傾向はあると思うんですが、こと自閉症児となるとその傾向はより顕著。
『いま周りの情報が全く頭に入ってないな~』
と感じる場面は日常生活でも多々あります。
周りが見えていないとは言っても、そのパターンは様々で
- 好きなテレビ番組を見始めると、親がどれだけ声をかけても気づかない
- 好きなおもちゃで遊んでいると、肩を叩かれても反応しない
など自己完結していて比較的周囲に迷惑をかけないものから
- 行きたい場所があると、危ない場所でもどんどん進んでいってしまう
- 通りたい場所があると、車が来ていても突っ込もうとする
など自分の欲求を優先して周囲に迷惑をかけてしまうものまで多数多様です((+_+))
そんな
集中すると周りが見えなくなる
という自閉症児の特徴ですが、私的にひとつ気になっているポイントがあります。
それは
『周りが見えてないんじゃなくて、自分の都合を優先させて気づいてるけどスルーしてるだけなんじゃないの(・´з`・)??』
というものです!!
本当は気づいている説
このような
『本当は気づいているけどスルーしてる説』
は自閉症児育児をされている親御さんの多くが感じている疑問なんじゃないかと思いますが、皆さんはどう思われるでしょうか??
確かにリャマミとの日常会話でもよく
『いま自閉ちゃん聞こえてないっぽいね』
という感じで自閉ちゃんの様子について分析することがあるんですが
声かけが頭に入っていない
というパターンがあるのは事実だと思います。
これは大人でも、ラインを必死で返してたりゲームをやってたりすると、聞こえてはいるけど頭に入ってないことが結構あるので、それと似たパターンであると思えば理解できます。
実際私もスマホで将棋のネット対戦をやっていてリャマミの呼びかけを生返事でスルーし、後からを叱責うけることは多々あるので、遊びに集中して親の呼びかけをスルーしてしまう自閉ちゃんの気持ちもよくわかります((+_+))
しかし、自閉症児が特定の物事に対して発揮する集中力が凄さというのはよく分かるんですが流石に
肩を叩いて呼びかけているのに気づいてない
というのは、親にとってはにわかには信じがたい話ですよね( ˘•ω•˘ )
どちらかというと
『いま遊んでるから、クマヒロがなんかやたらめったら触ってくるけどけど気づかないふりでシカトしよ』
という発想でスルーしていると考える方がしっくりきます。
しかし、先日このクマヒロの考えが大きく揺らぐエピソードがありました。
クマヒロをスルーする自閉ちゃん
その日はいつもより少し遅く20時過ぎに帰宅したクマヒロ。
自閉ちゃんとリャマミは既に風呂に入り終え、髪も乾かし終わっている様子で、リビングからはしゃぎまわる自閉ちゃんの声と歌絵本の音が聞こえてきます。
普段はクマヒロが返ってくるタイミングではまだ髪を乾かしていることが多いので、ドライヤーの音にまぎれる形で階段をこっそり登り、いきなりバッと顔を出してリャマミを驚かせるという『クマヒロズルーティン』があるんですが、この日は既に帰宅がバレてしまっているので素直に
『ただいま~。パパ帰ってきたよ~』
と声をかけるクマヒロ。
リャマミも
『おかえり~』
と応答してくれますが、いつもであればすぐに降りてくる自閉ちゃんは無反応です。
まぁ、自閉ちゃんのお出迎えの目的は
『クマヒロのお出迎え』
というより
『クマヒロが帰りに買ってきた戦利品チェック』
がメインなのでこの日はたまたまお腹が空いていないのかなと思い、スーツから私服に着替えリビングにあがるクマヒロ。
自閉ちゃんは相変わらず夢中で歌絵本で遊んでいるので、再度『ただいま~』とだけ声をかけ、買ってきたものをしまい、リャマミと一通りトークを交わしたのち、夕食タイムに移行します。
クマヒロが夕食を食べている間も、ひたすら歌絵本で遊んだり、トランポリンで跳ねたり、走り回っている自閉ちゃん。
しかし、何故かこの日は驚くほどクマヒロに絡んできません。
普段はクマヒロ食べている物を狙ったり、食べている物が自分の好きなものでなければクマヒロの口に無理やり押し込もうとしたりするんですが、そういう反応が一切ないんですよね…まるでクマヒロの存在に気づいていないような( ˘•ω•˘ )
自閉ちゃんの様子を怪訝に思いながらも食事を終え、一息つこうとビーズクッションに腰かけようとした瞬間それは起こりました。
走り周っていた自閉ちゃんがクマヒロの側を通った際、急に立ち止まりクマヒロの顔を見上げ
『…だれ??』
という表情を浮かべます。
いや、クマヒロですけど(゜o゜)!?
次の瞬間、何かを理解したのか
『…あれ?クマヒロじゃない!?クマヒロいつ帰ってきたのよ!!』
と驚いたような面持ちで読めよと絵本を持ってくる自閉ちゃん。
いや、自閉ちゃん今の今までクマヒロに気づいてなかったの!?
かれこれ10分以上リビングいましたけども(*_*)
というか
- 何回か走り回ってる自閉ちゃんの頭なでたり
- 歌絵本に夢中になっている自閉ちゃんのほっぺをプニプニしたり
してたんですが
クマヒロでなければ誰に触られてたと思ってたのよ、キミ(´;ω;`)
あれですね、やっぱり自閉ちゃんは
『本当は気づいているけどスルーしてる』
わけではなく
『本当に気づいていないだけの場合がある』
とよく分かった一日でした…。
というか、流石にここまで華麗にスルーされたのは初めてだったのでビックリでしたよ((+_+))
ただ、声をかけようがほっぺたをプニプニしようが何しようが、自閉ちゃんが集中している間は気づかれない可能性があることがわかったのは収穫です。
今後もスルーされ気味な時は
『いま自閉ちゃんはあっちの世界に行っているから仕方ない』
と心を広く持って対応したいと思います!!
今日の自閉ちゃん
今日の自閉ちゃんはこちら
シャボン玉を楽しむ自閉ちゃん!!
もとい
シャボン玉液を舐めることを楽しむ自閉ちゃんです( ノД`)
久々の異食ちゃん登場ですね…。
自閉ちゃん3大『食べ物じゃないけど舐めちゃうシリーズ』として
- 糊
- シャボン玉液
- シャンプーの泡
がありますが、シャンプーの泡については舐めなくなったいま、残る2つも早く食べ物じゃない事に気づいて欲しいです(´;ω;`)
ということで、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
それでは、また次のブログ『もしかして虫歯!?チョコが危険すぎる件』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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