こんにちは、『クマヒロ』です。
今日は自閉ちゃんの多動っぷりについて紹介したいと思います。
『うちの子は多動っぽい気がするけど、皆どんな感じなんだろう?』
と心配されている方にも多動ちゃんがどんなものなのか、分かりやすく書いてみたいと思います。
自閉ちゃんの行動に見る多動っぷり
では早速自閉ちゃんの多動エピソードをご紹介していきたいと思います。
場所によってかなり行動が違うので、『自宅』『お外』『療育』の3つの場所でのそれぞれの行動を見てみたいと思います。
自宅編
- 常にサーキットトレーニング状態
- 食事の時もフラフラ
- 寝る時も走り回る
自宅では主にこの2点が自閉ちゃんの多動的アピールポイントとなります。
常にサーキットトレーニング状態を説明すると、自閉ちゃんは家の中で
- 遊ぶ(ジグソー、型はめ、絵本等)
- 走り回る
- ジャングルジムの上ではしゃぐ
- トランポリンを跳ぶ
- 遊ぶ(以下無限ループ)
を延々と繰り返しています。
結構冗談でなく延々とこんな感じです。
なので、自閉ちゃんには『疲れたから座る』『ゆっくりする』という行為は基本的になく、止まっているのは『何か遊んでいる』時がほとんどです。
夜とかお昼の眠い時期は親に絡んでゴロゴロするんですが、それも一緒に寝転ぶとサッと一人立ち上がり走り回ったりするので、大抵肩透かしをくらう感じです。
感覚的には
『走る』『ジャングルジム』『トランポリン』:7
『遊ぶ』『まったり』:3
といった感じですね。
自閉ちゃんは遊ぶ時も一つの事に対して3分程度が限界なので、3分座って遊んで、7分走り回ってるイメージです。
リャマミの保育士の友達がたまに家に遊びに来たりするんですが、保育園で本格派の多動ちゃんに出会うことは滅多にないらしく、毎回『ここまで凄い子は中々いないね』と強豪校を偵察に来たライバル校のマネージャーのような言葉をセリフを呟きます。
まぁ、この常軌を逸した運動量のおかげで『炭水化物&揚げ物&揚げ物』な食生活でも引き締まった肉体を維持できてますし、夜もよく寝てくれるので良い所でもありますね。
食事の時もフラフラは、自閉ちゃんは基本ジッと待っていることが出来ないので、食事の準備の時も必ず立ち歩いている状態をさしてます。
準備段階から色々お手伝い(邪魔ともいう)をしてくれたり、机の上にのってカウンターキッチンのカウンター部分に腕の力だけでぶら下がってみたり、とりあえず走り回ってみたりと行動は様々ですが、座って待ってられるのは数十秒が限界です。
これに関しては、そろそろ聞き分けが良くなってきた(当社比)ので、躾面でカバーできるかもしれません。
寝る時も走り回るは今はだいぶ無くなりましたが、一年位前まで寝れないときは寝室をずっと走り回ってました。
暗闇のなか歓喜の声をあげながら走り、布団にダイブし、また走り、その場でぐるぐる回転するという悪魔召喚の儀式のような行動を1、2時間取り続け疲れたら寝る。
当時は『自閉ちゃんは元気だな~』程度に捉えていましたが、保育園のお昼寝で同じことをしていると1週間待たずに放逐されますね。
お外編
- 信号が待てない(今は少し緩和)
- エレベーターが待てない
- 電車が待てない
- 順番待ちが出来ない
- 買い物時も元気にカートで暴走
- 立ち止まって何かを見ることが出来ない
ここまで書いていて思いましたが、お外では『待てない』ことが問題なのであって、必ずしも多動の問題じゃないのかもしれないです((+_+))
というのも、自閉ちゃんの傾向として『常に行動していないと気が済まない』という特性があり、電車を待つ時でも
1回目は『電車に乗るための待機』
としてある程度受け入れてくれるんですが、急行待ちとかでやり過ごすと
2回目以降は『無為な待ち時間』
となり親の手を引っ張ってどこか行こうとしたり、ぐずって暴れまわったりするので、待てないシリーズは多忙エピソードというよりかは自閉エピソードですかね(*_*)
買い物の時の暴走や何かを見るために立ち止まれないのは自閉と多動のミックスなんでしょうか。
とにかく『立ち止まる』ことが出来ないので、常に移動しながらの買い物となるのが大変です。
リャマミが洋服を見るために立ち止まると手を引っ張ってどこか行こうとしますし、スーパーのレジでは会計中にちょろちょろ動き回り色んなものを触ったり、ほかの人にぶつかりそうになったり、『もう終わっただろ?荷物持ってやるからサッサと行くぞ』と勝手に帰ろうとしたり…。
自閉ちゃんのストレス軽減のため、回遊魚のように常に動き回りながらの買い物となるのでリャマミのストレスはマックスですね(´;ω;`)
療育編
- お遊びの時間にウロウロ、ゴロゴロ
- 順番待ちが出来ずに暴走
療育センターやマンツーマンの民間療育は基本自閉症児の子でもスムーズに動けるようスケジュールなど工夫されているので、そこまで多動っぷりは発揮されないんですが、地域訓練会が待ち時間が多いのでカオスです。
特に他の子がやっている時に走り回ってしまったり、床に寝転がったり、はしゃいだりすることが多いみたいです。
後、自閉ちゃんは行動が早いので、先が詰まって無為な待ち時間が発生すると順番を抜かして勝手にやって、興奮状態のまま制止が聞かずはしゃぎまわるというパターンも多いみたいです。
自閉ちゃんの多動界におけるレベル
ここまで自閉ちゃんの多動っぷりをご覧いただいたところですが、
自閉ちゃんは多動っ子の中ではトップレベルではない
というのが、リャマミの見解です。
自閉ちゃんの多動っぷりについて、私は結構自信を持っているんですが、普段公的・民間問わず様々な発達障害、知的障害、多動ちゃんを見る機会に恵まれたリャマミ的には真の多動ちゃんに比べれば自閉ちゃんはまだまだな存在。
自閉ちゃんが真の多動ちゃんに負けるところとしては
- 勝手に外に出ていかない
- 親が叱れば一応動きを止める
- 座ってられることもある
- ルーチンの中に組み込まれていれば大人しくしていることも可能
この辺りが理由らしいです。
リャマミ的に本当に大変だろうなと思う多動ちゃんは
『目を少しでも離すと勝手にいなくなる』
『親の指示が一切入らない』
『一瞬も座ってられない』
『ルーチン化されていてもジッとできない』
という感じらしく、実際自閉ちゃんのお友達や知り合いにそういった多動ちゃんがいて親御さんは相当苦労されているとのこと。
確かに目を離すといなくなるタイプは一瞬も気を抜けないので、その傾向がない自閉ちゃんは楽な子なのかもしれません。
まとめ
- 常に走り回っている
- 待てない
- 立ち止まれない
- これでも多動界では中堅
こんなところですね。
こんな自閉ちゃんでも慣れればそこまで気にならなく…やっぱり結構気になるんですが、ある程度対応できるようにはなりますし、年を重ねるにつれて少しづつ多動が緩和されているので、多動は長い目で見るのが重要なのかもしれないですね。
今日も最後までご覧いただきありがとうございます。
また次のブログ『自閉ちゃんと訓練会①~訓練会ってどんな所?~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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