こんにちは、『クマヒロ』です。
今日はここのところずっと気になっている『ヘルプマーク』について、何故この話題を書こうと思ったかの経緯や調べたことを中心に書いていきたいと思います。
現在まだヘルプマークは持っておりませんが、結論は出たので参考になれば嬉しいです。
ヘルプマークとは
ヘルプマークって何?
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
『東京都保健福祉局ホームページ』より引用
ヘルプマークは都営地下鉄が始めたもので、上にあるような外見からは分からない症状を持つ人が優先席に座っている際に『健康そうなのに優先席に座るなんてけしからん!!』とならないよう、このマークを身に着けている人に配慮が出来るよう作られたものとのことです。
確かに私も電車の優先席に明らかに健康そうな若者が座っていると『混んでるのに他の人に譲らないの?』と思うこともありますが、その『明らかに健康そう』というのは単なる思い込みかもしれません…反省です((+_+))
そんな私のようなそそっかしい人間でも、このヘルプマークがあれば相手の方が『助けが必要な人なんだな』と分かり、その人に席を譲ることも出来ます。
素晴らしい仕組みですね!!
ちなみにマークはこんな外見してます。
『東京都福祉保健局ホームページ』より引用
正直私は調べるまでヘルプマークの意味、というよりそもそも存在すら知りませんでした。障害を持つ子供の親として、一人の大人として日ごろからもっと色々なことに気を巡らせて生きなければなと思います。
どこで入手できるのか?
ヘルプマークは都道府県によって導入状況が違っていますが、導入されている都道府県であれば福祉や保健関連部署の窓口で受け取れる場合が多いようです。
幸い私の住んでいる場所では近くの役所で受け取ることができ、また受け取る際に療育手帳や身分証明書等も必要ありませんでした。
自治体による配布がない場合は自作もOK。
詳しい作り方は上でリンクされている、東京都保健福祉局ホームページ上にありますのでご興味ある方はぜひご覧ください。
色々と勉強になるサイトですよ!!
なぜヘルプマークに興味を持ったのか
これまでもブログで紹介してきたように、
自閉ちゃんは自閉症と軽度知的障害の診断がおりていて、外見こそあまり分からないものの、近頃の奇行や奇声はそろそろ『小さいから』『子供だから』で誤魔化せるレベルではなくなってきました。
1歳のころはいきなり電車の中で
『キャー!!』とか『アァーッ↑↑』
などの声を上げていても音量自体も小さく
『赤ちゃんが楽しそうにしてる微笑ましい光景』
で済んでいたんですが、
2歳頃から徐々に怪訝な目で見られるようになり、3歳頃には明らかに不審のまなざしを受けるようになり、4歳近い今では明確に迷惑がられるようになってきました。
実際に奇声も昔のように可愛い&短いものではなく、文字にすると
『キャァアアーーーーーーーーッッッ↑↑↑』
という感じで自閉症と知っている私やリャマミでも
『うるさい!』『これはヤバい』
となるような爆音を発するようになってきました…同じ電車に乗ってる方々申し訳ない(*_*)
『さすがにこのままではまずい』と思い、自閉ちゃんの障害をそれとなく伝える手段がないかなと思っていた時に知ったのがヘルプマークでした。
発達障害でもヘルプマークは使える?
ヘルプマークの存在を知った(というかリャマミに教えてもらった)私は短絡的に
『早速ヘルプマークもらってこよう!!』
となったのですが、リャマミから
『これって発達障害系の子も使っていいのかな?』
と疑問の声があがりました。
確かにヘルプマークの定義を見ると身体系の障害についてはバッチリ書かれているんですが『発達障害系の人も使ってね!!』と明言されてないので、『使っていいのかもしれないけど、本来の趣旨と違うのかな…』と思い、入手を躊躇していました。
それにヘルプマークをつけていたとして、
ヘルプマークを見た人が自閉ちゃんを身体障害系の配慮が必要な子だと勘違いして席を譲ってくれた場合、騙しているわけではないのですが、少し申し訳ないような気がして…。
あくまで自閉ちゃんに必要なのは
『うるさいかもしれないですが、ご理解いただけたら嬉しいです』
という配慮です。
席を譲ってもらうのは嬉しいんですが、それがもっと配慮が必要な人への機会を奪っているような気がするんですよね…分かりにくくて申し訳ありません((+_+))
そういった何とも煮え切らない感情から、しばらくペンディングとなっていました。
発達障害も使っていい!
その後も色々な自閉症や発達障害系のサイト、ブログを見ながら
『やっぱりあった方がいいんじゃ』『でも少し違うような』
という不毛なシーソーゲームを繰り返していましたが、その中で
- ヘルプマークは外見から分からなくても援助や配慮を必要とする人のためのもの
- 電車で席を譲ってもらうというのは配慮の形であり、それが最終目的ではない
- 援助や配慮を必要とする人を示し、そのことを理解してもらうことが一番重要
- なので当然、発達障害や自閉症の方もヘルプマークの対象となる
というヘルプマークの基本的な考え方が理解できました。
残る問題は私とリャマミの考え方だけです。
そんな中、私たちの背中を押ししてくれたのは、同じ訓練会の子がヘルプマークを貰ったという話でした。
やっぱり身近で同じような症状の子が貰っていると心強いです。
その子は自閉ちゃんより年上で、体も大きい子なのですが、リャマミがその子のママに話を聞いたところ、やはり年齢が上がるにつれて加速度的に世間の目が厳しくなっていくとのこと。
そうですね、やはり伝えないと伝わらないこともたくさんありますもんね。
今のままでは、
自閉ちゃんはその特性を理解してもらえず『しつけが出来てない子』扱いされ
リャマミや私も『子どもを静かにする努力を放棄している』
と思われてしまいます。
それは障害を持つ家族と周囲の人達のお互いにとって不健全な関係性ですし、その勘違いをヘルプマークで少しでも減らせるなら素晴らしいことです!!
何より私もリャマミも、自閉ちゃんが暮らしやすい環境を整えることが何より重要。
ということで、
2~3ヶ月色々と悩んでいましたが、近々ヘルプマークを貰ってきます!!
実際つけてみての出来事や感想、悩みなどもそのうちブログにしますので、その時にはまた読んでいただけると嬉しいです!!
ヘルプマークを活用する際の問題点
ヘルプマークそのものではなく、自閉ちゃんのライフスタイル上の問題なのですが
自閉ちゃんは基本手ぶらだからヘルプマークをつけるところがない!!
という大問題があります(´;ω;`)
解決策としては
- 日常的にリュックを持たせてみる
- 服に直接つける方法を考える
- リャマミや私がつけてみる ← 却下!!
あたりですが、結構ヘルプマーク大きいんですよね、服に着けられるかな…。
この辺りも色々と調べて、実際にやってみた結果を皆さんにお伝えしますね(^^)
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
珍しく私も色々と悩んだ内容なので、いつも以上にとりとめがなくてすいません。
ホントに最後まで読んでいただけた方には感謝です。
また次のブログ『何でも噛むよ自閉ちゃん~自閉症児と噛み癖と舐め癖の話①~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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そうやってブログ村に人を集客するとか、上手くできてますね(*_*)