こんにちは、『クマヒロ』です。
今日は物を投げないよう自閉ちゃんを号泣するまで叱った時の様子について書きたいと思います。
是非ご覧ください!!
とにかく投げるよ自閉ちゃん
前にもブログで書きましたが、現在自閉ちゃん何でも投げるブームの真っ最中。
主な遊びが『走り回る』『飛び降りる』『物を投げる』の3つしかないので、本人的には遊んでるだけなんでしょうが、4歳にして『転がす』ではなく『上から振りかぶって投げる』ことを覚えてしまった自閉ちゃんの投擲行為はもはや危険行為。
何とかやめさせたいんですが、療育センターの先生から
『物を投げることに親が反応するので、それが正しいコミュニケーションだと勘違いしてしまっている可能性がある。他の人の目がある外はともかく、家では物を投げても反応しないようにして様子を見てみましょう』
というアドバイスがあったので、何をしても基本スルーする『いつか飽きるまで待つ作戦』を実行していました。
まぁ、基本我が家の作戦はたいていコレですよね…いつも同じですいません((+_+))
人に向かって投げちゃダメ
先生のいいつけに従順な私とリャマミは、雨の日も雪の日も自閉ちゃんの度重なる挑発行為を耐え忍び、スルー&スルーで対応していました。
たしかに先生が言うように、自閉ちゃんは私やリャマミの表情を確認しながらイタズラをしてる時があるんですよね(・´з`・)
『ん?色々投げちゃってるけど、怒らなくていいん??またシンクを紙で詰まらせるけど、大丈夫なん???』
みたいな…こう書くと単なるヤな奴ですね( ノД`)
そして、比較的挑発行為に反応しやすいリャマミが怒るとその表情をみて爆笑…というのがお決まりのパターン。
天性の煽り屋気質です。
やはり構ってもらうためのイタズラという雰囲気があるので、スルー作戦は有効なんでしょう!!
…しかし、ここにきてスルー出来ない事が出てきました。
人に対して物を投げる行為です。
我々が反応しないことがつまらなかったのか、主にリャマミ相手にブロックとかを投げだしたんですよね…流石にこれはダメです!!
私やリャマミが犠牲になっているうちはまだイイんですが、お友達に固い&重さのあるものを投げてしまう癖がついたら、取り返しがつきません。
…これは比較的穏やかサイドの人間であるクマヒロが鬼になる必要があるでしょう!!
物を投げると本気で叱ってみる作戦
ということで『物を投げる度に本気で叱ってみる作戦』が決行されることとなった我が家。
ちょうどリャマミが結婚式で丸1日不在にする日があったので、自閉ちゃんと1対1でみっちりとバトルができます。
リャマミが家にいると『声が大きくて怖い』『私がドキッとするからやめて』等のクレームが入るので、徹底的にやれませんしね(・´з`・)
自閉ちゃんの動向を観察するクマヒロ。
自閉ちゃんがいつも通り物を投げるやいなや『あまり文字に書き起こすことが推奨されない言葉遣い』で詰め寄ってみます。
普段あまり怒らないクマヒロの怒声に驚き、耳をふさいで逃げる自閉ちゃん。
とりあえず一回目ですし、再度『物を投げてはダメ』な事を実演をまじえて説明してみます。
自閉ちゃんの手に投げたものを手渡して『ラグの上に置くんだよ』と何回も繰り返し手を誘導する感じです。
多分10回くらい繰り返したと思います|ω・)
怖がってはいるものの、意味は理解したのか、投げたものをちゃんとラグに置いた自閉ちゃん。
『今度投げたら超怒るから、絶対やっちゃダメだよ?』
と丁寧に前振りをして、自閉ちゃんが再び投げるのを待ちます。
はい、すぐ投げた!!
え、いや、ちょっと待って、いくら何でも鳥頭すぎない??
10分くらいたったら忘れて投げだすと思いましたが、解放されて一番最初にやったことが挑発行為…完璧に舐めています癖になっていますね。
ここで宣言通りちゃんと叱らないと自閉ちゃんの投擲行為は悪化するばかり…心を鬼にしてしっかりと詰めることにします。
今度は音量をMAXにして『倫理上文字にできない言葉遣い』で叱ってみると、自閉ちゃんが手で目を覆ってしゃがみ込みます…可愛そうですが、ここで手ぬるい事は出来ません。
顔をつかみ、鼻先がぶつかりそうな距離で激しく叱責すると…自閉ちゃんが号泣してしまいました(´;ω;`)
自閉ちゃんが怒られて泣くのはこれが初めて、少しお灸が効きすぎたかも…と思いますが、一度やった以上最後まで目的を見失うことなく
- 物投げてはいけないことを理解させる
- 物を投げたら頭をさげて『ゴメンナサイ』をする
- わかったらコクリと『わかりました』をする
この3つを徹底的に教え込みます。
何回も何回も淡々と教え込むクマヒロ。
泣いても逃げても解放されないことを悟ったのか、教えられるままに行動する自閉ちゃん。
号泣しチアノーゼ気味になりながらも、しっかりと物を置き、促されるとゴメンナサイをし、『分かった??』と聞くとコクリとうなずきます。
そんな形でリャマミ不在のなか何回かこの流れを繰り返した自閉ちゃんとクマヒロ…はじめてのしつけの結果はどうなったでしょうか??
クマヒロの前では大人しくなったよ自閉ちゃん
結論から書きます。
- クマヒロの前では投げなくなった
- 投げた場合もクマヒロが真顔になると顔色を察知してやめるように
- クマヒロが促すと『ゴメンナサイ』『わかりました』をするように
- 相変わらずリャマミの前では投げまくり(それでも少し減った?)
- リャマミが促すと『ゴメンナサイ』『わかりました』をしたりしなかったり…やっぱしなかったり
こんな感じです…求めてたのとはちょっと違いますね((+_+))
徹底的にしつけた結果、クマヒロの前ではかなり大人しくなりました。
特に自閉ちゃんと接するときはたいてい笑顔なクマヒロが真顔になった場合はヤバいと理解したのか、私が真顔になるとイタズラを止めたり、物を投げていたのが見つかった場合は自分から近づいてきて『ゴメンナサイ』をするようになりました。
…うーん、見てないところでも投げるのやめて欲しいんだけどなぁ(・´з`・)
ただ、これまで一切できなかった『ゴメンナサイ』が出来るようになったのはかなり大きな成長です!!
今までは自閉ちゃんが悪さをしても親が謝るだけでしたが、今は
『ゴメンナサイは??』
と促せば、深々と頭を下げるようになったので、対世間的には非常に有効な武器を手に入れることが出来ましたね…多分反省はしてないですけど(*_*)
ただ、相変わらずリャマミの前ではバンバン投げてるらしいのは悲しいポイントですね。
リャマミが怒っても甘えがあるのかそこまで心に響かないらしい自閉ちゃん。
私的にリャマミの恫喝も相当恐ろしいのですが、自閉ちゃん的には耐えられる範囲なんですかね…リャマミが『ゴメンナサイ』『わかりました』を促しても、やるかどうかは半々くらいらしいです。
この辺りは今後の課題ですね。
ただ、叱ってみたことで全体的に物を投げることはかなり少なくなった気がしますし、ゴメンナサイという特技もゲットしましたし、そんなに悪くない結果だったと思います(^^)
叱ったからといってクマヒロには相変わらずベタベタですし、この辺りあまり引きずることのない自閉ちゃんの性格が良い方向に作用している感じですね!!
自閉ちゃんももう4歳。
訓練会では自分よりかなり小さい子と触れ合うことも増えてきてますし、元から他害傾向はほとんどありませんが、偶発的でも怪我をさせるような行動をしないよう、引き続きしっかりと教えていきたいと思います!!
ということで、本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また次のブログ『自閉症児には愛情がない!?~自閉ちゃんは切り替えが苦手~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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