こんにちは、『クマヒロ』です。
今日は自閉ちゃんが親の表情やリアクションを理解できるようになり始めたことについて、短いブログになりますが書いていきたいと思います。
これまで親が怒っていても上機嫌でもお構いなしだった自閉ちゃんの奇跡の成長を是非ご覧ください!!
自閉ちゃんは親の感情が分からない?
これまでも何回かブログで紹介してきましたが、自閉ちゃんはこれまで私やリャマミの感情を全くと言っていいほど理解できていませんでした((+_+))
表情やリアクションから感情を読み取るのが苦手なようで、例をいくつか挙げると
- リャマミが泣いていても、髪の毛を掴んで顔を覗き込み『何してんだよ、そういうのやめろよ』と恫喝
- クマヒロの股間にかかと落としを喰らわせて悶絶させても『何うずくまってるんだよ、遊ぼうぜ』と真顔で背中の上に立つ
- おもちゃを投げたことを鬼の形相で叱っても『その顔なんだよ、ウケるな』と爆笑
- 絵本を破ったことについて、真顔でやめるよう詰めよっても『何言ってるか、意味不明だわ、反応に困るわ』と完全無視
- 道路に飛び出す自閉ちゃんを止めてホッとしていると『何ボケっとしてんだよ、早く行くぞ!』と威嚇
- 親が上機嫌に『遊ぼうよ~』と絡んでも『ちょっと何言ってるかわかんない』といった感じでスルー
といった感じでした…自閉ちゃんホントにリアルジャイアン(´;ω;`)
『とにかく自分がやりたいこと最優先!相手の感情?何それ分かんない!!』
という自閉ちゃんスタイルに、私やリャマミもいつしか飼いならされ、自閉ちゃんが怒られながら爆笑していても
『自閉ちゃんはまだ感情とか理解できてないし仕方ないよなぁ』
と気にしないようになっていました。
自閉ちゃん奇跡の成長~笑うと喜び、怒ると怖がる~
そんな究極マイペースボーイな自閉ちゃんですが、年齢による成長なのか、それとも様々な療育の成果なのか、年明けくらいから情緒面で急成長を見せ始めました。
どんな成長したのか。
それは親が笑うと自閉ちゃんも笑顔になり、親が怒ると自閉ちゃんは怖がるというものです(^^)
普通のお子さんを育てている方からすると
『いや、そんなの当たり前でしょ?』
というコミュニケーションの初歩段階ですが、自閉ちゃんにとっては
『相手の感情表現に対して、適切なリアクションをたまに返す』
というのがとてつもなく大きい壁となっていたんですよね((+_+))
…しかも『たまに』というのがポイントで『自閉ちゃんそのリアクション合ってるよ、偉い!!』というのは5回に1回くらいなんですが、それでも成長は成長です…成長ですよね|ω・)
これまでの自閉ちゃんワールドでは
- 自分が不快なら泣く
- 自分が楽しければ笑う
- 自分がいらついたら怒る
- 自分が何も感じていなければ無
という感じだったんだと思うんです…感情の起点が全て自閉ちゃんで、親も含めた自分以外とのコミュニケーションが理由で笑ったり悲しんだりという、我々が普通だと思う感覚が抜けている印象でした。
それが、近頃は親の機嫌をうかがうような素振りをみせたり、親の表情を読み取ろうとする努力が見られるようになってきたんです!!(多分)
それが特に顕著に現れたのが『鬱まっしぐら…狂犬化する自閉ちゃん!!』にも書いた、対自閉ちゃん最終兵器『自閉ちゃんが何かやっても反応しない』を実際に試してみた時でした。
目を見て察するよ、自閉ちゃん
対自閉ちゃん最終兵器『自閉ちゃんが何かやっても反応しない』とは
- モノを投げる
- 親が怒る
- 自閉ちゃん的にコミュニケーションが取れたと判断
- コミュニケーションの手段としてまた投げる
- 親が怒る
- 自閉ちゃん的コミュニケーションが成功し歓喜
- 以下、無限ループ
という究極にしょうもない自閉ちゃんループに対して、『親が怒る』部分を『無表情・無反応』に変えるものです。
最初は今までどおりブロックをバンバン投げて、そして親の反応を待つ自閉ちゃん。
しかし、クマヒロ・リャマミ連合は微動だにしません。
『ん、どしたん?なんで顔真っ赤にして怒らないん?気づいてないん?じゃあ、もう少し投げとく?』
こちらの様子をチラチラ見ながら、親を煽るように一層激しく投げ散らかす自閉ちゃん。
スゴイむかつきます(^^)
自閉ちゃん将来免許取ったら、相手の反応みたさに絶対煽り運転とかするタイプです。危険人物です。
リャマミの血管が怒りでピクピクと動き出し、クマヒロも思わず大声で叱りそうになりますが、ここで我慢しなければ自閉ちゃんは一生煽り運転ならぬ煽り投擲をやめません…自閉ちゃんの未来のために、あくまで平静を装います。
思ったリアクションが得られず、次第に不安になってくる自閉ちゃん。
もっと物を投げ、クマヒロの側にきて表情を確認します。
その瞬間、クマヒロの自称無表情で冷たい目を見た自閉ちゃんが、バッっとリャマミの方に駆け寄り、背中に隠れます。
怖いのか背中越しに顔を半分出して、様子をうかがう自閉ちゃん。
私は置物になった気持ちで、自分的冷たい目を維持します…おそらくかなりクールな表情をしていたと思います。(多分)
怖がって背中に隠れ続ける自閉ちゃん…これは反省したかな??
『自閉ちゃん物投げちゃダメだよ、わかった?』
そう言って表情をゆるめると、自閉ちゃんが私の怒りが解除されたことを目から読み取ったのか、走り寄って来ました!!
自閉ちゃん、表情読み取れるんですね…感動です( ノД`)
偶然かもしれませんが、自閉ちゃんは親の反応を確認するために『声』や『動作』ではなく、わずかな表情の変化を目から感じ取って、感情を推測したわけです…メチャクチャ賢いじゃないか自閉ちゃん(´;ω;`)
このあとも何回か同じようなシチュエーションになりましたが、そのたび自閉ちゃんは親の表情を確認してました…まぁ、投げることはやめないんですが(*´꒳`*)
どうやらコミュニケーションの第一段階、相手の感情を読み取ろうとするというのはクリア出来ているようですね…ここまで来るのにホントに長かった。
ここ一年で『指さしによる自己主張』、『いたずらによるコミュニケーションの強要』と情緒面で著しい成長が見られましたが『相手の感情の推測』までできれば、かなり人間っぽくなってきた感じですね!!
正直まだ日によって1年前の自閉ちゃんに戻ったり、どれだけ怒っても爆笑したり『自閉ちゃんが感情分かるようになったとか、勘違いもいいとこだったな…』と思う日もありますが、今は5回に1回出来てることを4回に1回、3回に1回と少しずつ成長させていきたいです!!
まとめ
- 今年に入ってから少しずつ感情表現を理解
- いたずらでコミュニケーションを取ろうとするようになった
- 『声』や『動作』なしの表情からも感情を読み取れるようになった
- まだ5回に1回くらいしか正しいリアクションしないけど、頻度を上げていきたい!
奇跡の成長の軌跡はこんなところですね!!
自閉ちゃんの情緒面がこの調子で成長するよう、今後も煽り投擲にも負けずに生きていきたいと思います!!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また次のブログ『自閉症児のテレビ事情~1日中おかあさんといっしょをリピートするよ自閉ちゃん~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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