こんにちは、『クマヒロ』です。
今日は自閉ちゃん永遠の課題『噛み癖』と『舐め癖』の話をしたいと思います。
かなり色々書きたいことがあるので、前編は主に噛み癖、後編は主に舐め癖についての書いていく前後編構成になると思いますが、お付き合い頂けたら幸いです。
噛み癖とは
定義
それでは早速ネットで噛み癖と舐め癖の定義を引用し…あれ??
噛み癖で検索しても一番先に出てくるのは『犬のしつけの話』
嘘??ひょっとして噛み癖って自閉症児の典型的症状ってわけでもないの??
ということで『自閉症児 噛み癖』で検索してみます。
…うーん、主要な症状なら普通は病院や〇〇協会みたいなホームページに色々な典型例とか診断名とかが出てくるんですが、ヒットするのは個人ブログ。
その他に発達障害や自閉症を専門に取り上げているサイトもありますが、噛み癖は『自傷行為』や『神経性習癖』の一例として記載されています。
なるほど、噛み癖はあくまでその子の個性の範囲なのかな?
確かに大人になっても爪を噛む癖の人もいますもんね\(^o^)/(クマヒロ含む)
ということで、今回はあくまで自閉ちゃんの実例に沿って話を進めていきたいと思います。
あ、ちなみに舐め癖の方も検索結果は『犬』『いぬ』『わんちゃん』
皆とにかく犬の噛み癖や舐め癖を治したいのはよく分かりました((+_+))
自閉ちゃんの場合
実物を見てからだと話が分かりやすいかと思うので、とりあえず画像を二枚
『自閉ちゃん被害者の会』からお越しのプラレールさんとマグのストローさん(5代目位)です。
クマヒロの写真技術が抜群に悪いのでイマイチ伝わらないかもしれませんが、自閉ちゃんは隙あらば物を口に入れ、噛んでいくスタイルを採用しているので、ストローやスプーンなどの食具や手で持ち歩くおもちゃには常に何処か噛まれた跡があります。
歩きながらガジガジ、ジャングルジムの上でガジガジ、暇つぶしにガジガジ、とにかくガジガジと噛みまくっています。
どれだけ『ダメだよ!』『噛まないで!!』と注意しても、ウケるばかりで全く心に響かないので、この頃はよほど危ないものを口に入れてない限り私もリャマミもスルー気味です…ホントはちゃんと注意しないとですね(*_*)
ちなみに自閉ちゃんはまだコップ飲みが得意ではないのでマグを使っているんですが、ストローは特に自閉ちゃんの噛み癖の犠牲になっていて、噛みちぎられること4回、現在は5代目が襲名中…ですが、画像の通り最早噛まれ破れて殉職寸前( ノД`)
そろそろマグ止めてコップに移行しないとですかね。
何を噛んでるのか
噛む対象は食具やおもちゃに限らず
- ジップロック:自閉ちゃんの家散歩のお供。殉職率高い
- リモコン:主に舐めるけど、こっそり噛む。
- 机:食事の準備中大人しいなと思ったら舐める&噛んでる
- テレビ台:かなり無理な体勢で頑張って舐める&噛む。凄く硬いので自閉ちゃんでもなかなか勝てない
- 絵本:舐める&噛むの二段構えの攻撃でどんどん破壊されてリャマミがキレる
- 絵カード:カード上で固いものは最早噛むためのものという認識
そしてこの頃はかなり頻度は減りましたが『指』『腕』まで多岐にわたります。
正直赤ちゃんの頃は噛まれたとしても『いたた』で済んだんですが、今の自閉ちゃんに噛まれると『痛いッ!!!!』と叫び声を上げることになるので、私もリャマミ相当怒ったら流石の自閉ちゃんも止めてくれるようになりました。
自閉ちゃんもたまにはイイ子です。
外でも噛むよ自閉ちゃん
このように、この世のありとあらゆるものを噛む&舐める自閉ちゃん。
そんな噛みたいなら偏食しないで好きなだけ食べ物噛んでよと思うのですが
『それとこれとは話が別だから』とあくまでクールな自閉ちゃん。
そんな自閉ちゃんの噛み癖&舐め癖が悪い形で活躍するのが『お買い物』です。
基本自閉ちゃんは買い物時5秒目を離したら何か悪戯しているので、自閉ちゃんとのお買い物、特にスーパーやパン屋のような商品全てを噛める状況下での買い物は、私もリャマミも大統領SP並の緊張感を持って自閉ちゃんを見張っています。
自閉ちゃんとしっかりと手を繋ぎ、手を放しているときでも自閉ちゃんが商品に近づいたらさりげなく引き離す。常に目には見えないギリギリの攻防が繰り広げられています。
そんな中、先日リャマミがやられました(´;ω;`)
コンビニでお会計中、リャマミがお金を支払うほんの一瞬の隙をついてレジ横の
『黒糖饅頭』を一噛み
何故に黒糖饅頭…チョイスが渋すぎる…
リャマミもすぐに引き離したのですが、時すでに遅し。
柔らかな黒糖饅頭には自閉ちゃんの歯形がクッキリ!!
家の近所の行きつけのコンビニなので、顔なじみの店員さんが『大丈夫だよ~』と商品を回収してくれたんですが、歯形を見て『あ、これはさすがにダメだわ…』という表情になったためリャマミは即購入。
逃げるようにコンビニを後にし、自閉ちゃんを怒りますが、自閉ちゃんは当然ニコニコ。
恐らくもう脊髄反射みたいなもので悪いと認識してないんでしょうね。
『そこに山があるから』みたいな感じで
『そこに饅頭があるから』とりあえず噛む自閉ちゃん。
危険人物過ぎる。
こういう事されるとそこに行きづらくなるからなるべく止めて欲しいですね…どんどん行動範囲が狭まってしまいます。
あ、当然、自閉ちゃんに黒糖饅頭食べさせようとしたら拒否したので、饅頭はリャマミが食べました。
噛み癖の対策
このノリでこれまでに買うことになった商品は
- 黒糖饅頭@コンビニ
- 食パン@コンビニ
- プチトマト@スーパー
- エリンギ@スーパー
- ピーマン@スーパー
- ふりかけ@スーパー
基本自閉ちゃんが食べるものに対して
『いつも通りこれ買うだろ?先にオレが噛んどいてやるよ』
といらなすぎる配慮をしてくれるパターンが多いのでまだ予測はついてたのですが、明らかに食べない黒糖饅頭にまで手を出されると防ぐのが大変です。
自閉症児対策の基本として、
『止めても無駄なことはそういう状況が起こらない環境にして時間が解決するのを待つ!』
という力業すぎる解決方法が有効なので、自閉ちゃんが商品に近づけないようガードするくらいしかないですかね…解決法や対策募集中です!!
まとめ
- 噛み癖はどうしようもないので、商品に近づけないよう頑張る
- 家での噛み癖は他害&自傷以外は諦める
こんなところですかね。
時間が解決するのを待つしかないですね…ますますヘルプマーク早く貰わないと。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回は噛み癖以上に日常生活を脅かす舐め癖について書いていきます。
また次のブログ『なんでも舐めるよ自閉ちゃん~自閉症児と舐め癖の話~』でお会い出来たら嬉しいです(^_^)/~
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